2023/11/20

同じ大きさにして比べる

お疲れ様です。洲脇です。
11月18日の冷え込みは辛かったですね。
「深夜の寒空の下、缶コーヒーを飲みたい(*´ω`)」という衝動に駆られた私は、家から300メートルほど離れた自動販売機に向かいました。
 
半袖半ズボンの部屋着の上にパーカーを着て。( ゚Д゚)
 
家から150メートル地点で、自分の奇行に気が付き、凍えながら缶コーヒーを購入。外で飲むどころではなく、家まで直行しました。
 
近隣の小学校や中学校でも、急な冷え込みで、体調を崩している生徒が多く出ているようなので、服を多く着るなどの工夫で自己管理をしましょう。
 
 
 
今回のタイトルの話になりますが、「単位量あたりの大きさ」などの問題は説明する側も、聞く側も難しくないですか。これは小学生のぶつかる問題でもあり、中学生の理数でも多用される問題でもあります。
その説明をしてみようかな、と思います
 
 まず、このような問題があります。
2㎡の部屋に6匹の犬がいます。3㎡の部屋にも8匹の犬がいます。どちらの部屋の方が犬で混んでいますか?
 
答えは2㎡の部屋ですね。
計算式としては
6÷2=3(2㎡を2で割ると1㎡の空間に3匹いる)
8÷3=約2.7(3㎡を3で割ると1㎡の空間に約2.7匹いる)
 
このとき意識するのは、2つの部屋の大きさを1㎡にそろえるということです。
(上記の問題のように部屋の大きさで割ると1㎡あたりにそろえられます)
部屋の大きさがバラバラだとパッと見たときに混み具合が分かりません。
比べるときは「割り算で同じ大きさにしてみる」ということが大切になります。
 
 
ちなみに割る数が分からない場合は「何の大きさを1にしてみるのか」で判断できます。文章題が苦手な生徒は「1人あたり⇒人数で割る」、「1Lあたり⇒Lで割る」のように「~あたり」という言葉に注目するのが良いと思います。
 
 
 
中学生では理科の化学分野にて密度という問題があります。
これも単位量あたりの大きさと同じ考えで解けます。
鉄と銅の重さを比べるときに、二つの大きさがバラバラだと比べようがありません。
二つの物質を1㎥(1㎝大のサイコロ)にそろえて比べましょう。
質量(重さ)÷体積(大きさ)=密度
 
 
社会の人口密度は1㎢の範囲に何人が住んでいるかと考えます。
(1㎢あたりに何人住んでいるか)
人口÷面積=人口密度
 
 
四則計算(+-×÷)とできることが増えると何を使っていいのか悩みます。
実際に公式は覚えていても、「なぜこの数で割るのか」の理由を知らないままだと、間違いを繰り返すこともあります。
 
ぜひ公式の理由も覚えてみましょう。