2024/8/23

毎日が人生の分岐点(4)

こんにちは、塾長の梶谷です。もう夏休みもおわりですね!
休みの間は、保護者に方は普段にもまして子供とのかかわりが多くなり大変なことも多いと思います。お疲れさまでした!
 
今日は個人的な話を書かせていただこうと思います。最後まで読んでいただき、何か感じていただけたら幸いです。
 
お盆休みに、中高生時代の親友のお宅に数十年ぶりにお伺いしました。
その友人は20歳の時、大雨の日に川に足を取られ溺死しました。
 
中高生時代はよく泊まりに行き、親友のお母さんにはおいしいご飯をごちそうになりました。
数十年ぶりに会った親友のお母さんはご高齢にもかかわらず、しっかりとされており私が自己紹介をすると快く迎え入れてくれました。
 
実は、お母さんは息子がなくなったショックのあまり、その後息子の生前の記憶の多くが失われたそうです。私のことも忘れているらしく、何度も申し訳ないといわれました。そして、笑顔でいることが出来なくなったそうです。また、神社などにもお参りする気持ちがどうしても起きなかったそうです。気づけば息子が溺死した川に行っては何度も引き込まれそうになったそうです。そんな日々が10年くらい続いたそうです。
 
お母さんは話している時、涙も流さず、はっきりとその当時のことを話してくださいました。私は深い悲しみと強さを感じました。
 
親友のご両親は定年退職後、高齢者デイケアの事業を立ち上げ、高齢者福祉に心血を注いだそうです。親友のお父さんは7年前に亡くなり、今では娘婿が事業を拡大し、従業員400名にまでもなる事業に育っているそうです。
 
私は、深い悲しみと絶望の中でも人は再生することが出来る希望をいただきました。と同時に深い悲しみと絶望はそう簡単には癒えないことも感じました。
 
最後にサプライズがありました。
「今日は息子の誕生日です!」
びっくりするとともに、親友がこの日、私を呼んでくれた気がしました。
帰りの車の中で月がくっきりと語りかけるように大きく輝いていました。
 
これからも親友のお母さんとの縁を大切に育てていこうと思います。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!